どうもイカエです。構築記事ではないのでサブブログに投下してます。
あらかじめの注意書きですがあんまり番人受けしない偽装とかギミックがメインのアウトローな組み方についてです。
どちらかと言うと頭使わず機械的に勝ちたい人とか選出が苦手な人向けです。この手の構築はほぼ間違いなく極端に重たい相手が存在するので欠陥構築を妥協できない人にはおすすめできません。
ゾロアークは1ミリも出てこないです
目次
ギミックの話
Q.そもそもギミック構築とは?
A.勝つためのアプローチの一つ
天候パやトリルパなど再現性が高くて強力なギミックも少なくありません。
自分だけのギミックを編み出すも良し、先駆者を真似して強いギミックを使うも良し。
自分が楽しい、勝ちやすいと思ったらそれが正解です。
Q.なんでギミックを使うの?
A.それなりのメリットがあるから
- 勝ち筋を想像しやすい
- 頭を使わず機械的に勝てる
- 知識の差が埋まる
- 意表がつける
などなど
自分のやりたいことを押しつけて試合の主導権を握れることが強みです。
Q.ギミック構築の弱いところは?
A.明確な弱点がある
天候パなら天候の書き換え、バトンパなら黒い霧などの弱点があります。特に中身がバレていると弱点を突かれやすくなります。
偽装の話
Q.なんで偽装構築を使うの?
A.普通にやっても勝てないから
ぶっちゃけこれに限ります。普通にやって勝てるなら普通に戦ってます。でもプレイヤーに力がないので選出段階でブラフを立てて、自分より強い相手を出し抜きます。
Q.偽装構築って強いの?
A.相手依存すぎるのでピーキーです
相手の選出を読みやすくして自分が有利に立ち回るのが基本です。やりたいことを通すことができればイージーウィンを量産できますが、自分がやりたいことができなければあっさり負けます。塩試合しか生まない構築ですね。
Q.偽装構築の弱いところは?
A.無限
- 偽装にリソースを割くのでパーティパワーが落ちる
- 本来の役割ではないことをやらせるので基本的に何かの劣化になる
- 相手に知識がなければ偽装とすら気付かれず轢き殺される
- 再戦に弱すぎる
こんな感じで弱い要素しかないです。
なので…
偽装構築を組む時には明確な動機が必要です。
例えば
- 通れば明確に強いコンセプトを見つけたけど環境に刺さりが悪い時
- 初見殺しでイージーウィンを拾いたい
- ギミック前提の構築を組み、ギミックを選出段階ではバレないようにする
などなど
結局のところ偽装はギミックと相性がいいという結論にに行きつきます。ここから偽装構築の組み方の本題に入ろうと思います。
偽装構築の組み方
偽装構築にはいくつか種類があり、
僕の場合は
- 最初から偽装を想定した構築
- 最終的に偽装になった構築
の2パターンがありました。
S10ダブルで使った構築は前者でS12のバトンパは後者でした。両方の構築経緯を書いて偽装を組む時どんなことを考えていたか書こうと思います。
S10ダブルの例
- 偽装をコンセプトにする
避雷針+ダイジェットが強いと思ったので
を確定。ドサイに行動保証を持たせるためにタスキを持たせダイジェットを最大限活かすために最速に。
ダイジェット展開は相手のトリルが重くなりやすいので選出段階から相手にトリルを抑制するために取り巻きを遅いポケモンで固めました。
結果的に相手はトリル選出を身構えてくれるので想定通りに速いドサイドンが簡単に通ったシーズンになりました。
S12シングルの例
1.コンセプトを決める
冠シーズン開始から早い段階でバトンのテンプレが形成されていたので真似するところから始めました。
2.障害にぶつかる
テンプレが早い段階で決まっていたこともありバトン一点読みの行動をかなりされて通りが悪くなりました。
3.打開策としての偽装
色々とバトン以外の構築を試してもしっくりくるものがなかったのでバトンを偽装する選択肢をとりました。具体的にはこの2匹でトリルっぽい並びを作り、テンプレのからに変えて一点読みをさせないようにしました。
初期案
最終盤
最終盤の方がバトンパっぽさは薄れていると思います。
バシャの配置順を変えたからだろと思う人が居るかもしれませんが配置を変えることも偽装構築においては立派な戦術です。いかに相手を誤認させるかの勝負なので使えるものは使っていきます。
- 偽装を組む時の考え方
上の2つの例から共通して言えることは
①通したいコンセプトを決める
「避雷針でウォーグルを守れるのが強そう」
「7世代でも強かったし8世代でもバシャーモでバトンしたら強そう」という些細な案が構築の始点です。
多分コンセプト決めが構築を組む上で一番難しい部分ですが、ポケ徹とにらめっこしたり構築記事を読んで知識を貯めるのが一番わかりやすい方法だと思います。僕自身もできていませんが積極的に試合数を回すことで強そうな軸をみつけるのもいいかもしれません。
②障害を考える
ダブルの方は相手のトリル構築が重くなる、バトンの方はバトン前提の立ち回りをされることが障害でした。これらの障害を躱すために偽装という方法を使いました。
③相手の立場に立つ
偽装構築は何度も言っているように相手依存です。相手が100%なのでとにかく相手だったらどう考えるかを想像します。
「クレセとブリザを組み合わせれば相手にはトリルパっぽく見えるな」とか「コケコがいると壁展開っぽく見えるから別のポケモンで代用しよう」とか考えていました。
この3点が基本ですかね。
自分のやりたいことを押し付けるために相手を欺くってかっこよくないですか?
おわりに
思った以上に長々書いてしまいましたが僕の書きたいことは大体書けました。
他人が作った構築を借りたとはいえ最終14位を取った構築は偽装構築でした。自力で組んだ偽装構築でも最終29位を取ってます。偽装構築でも最終2桁にはいけることは証明できているので弱くないはずです。
全てを鵜呑みにせずに、勝ち方の一つの手段として偽装があるということを頭に入れていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり