掃き溜め

@学ばない男

【S21振り返り】構築を使い込むという選択肢

どうもイカエです。

鉄は熱いうちに打てという言葉があるように、最終日の予熱が残っている今のうちにS21の振り返り記事を書こうかなと思いました。

振り返る上で今までの積み重ねがあったことをダラダラ語っていますが自分語りうぜえよとか読むの面倒だったら目次から一番下の振り返りに飛んじゃってください。

一番読んで欲しい部分は最後の振り返りの項に書いてあります。

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目次

 

原案

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蜻蛉ボルチェンから有利対面を取り身代わりを置いて不利対面で合法的に突っ張る動きが強いと思いザシアン+ランド+サンダーから組み始める。

コンセプト上ザシランドサンダーまで確定

イベル受けにパッチラゴン

黒バド受けにポリ2

メタモンコピー対策のドヒドイデ

 

S15 最終176位(レート2012)

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変更点

ザシアン 身代わり→電光石火

メタモンが減り身代わりでアドが取れる場面が少なくなったので変更した

 

ランド 無振り→最遅

無振り日ネクの下から蜻蛉したかったから

 

パッチラゴン 炎の牙→けたぐり

ダイナックルでパッチラゴンの全抜き性能を高めるため

 

ポリゴン2→ガラルファイヤー

バド以外にも日食ネクロズマが重かったため

 

サンダー→ルンパッパ

カイオーガガマゲロゲに勝てなさすぎたので変更

持ち物はバコウの実

サンダーやエースバーンと打ちあえるようにするため

■記事リンク

【剣盾S15シングル】蒼薔薇サイクル 最高最終レート2012(最終176位) - ラッキーのちプレミ

 

概要

この時は構築の完成度が低かったので最終日に2000行けるかどうかの勝負をしてるだけで終わった凡構築だったがHAザシアン+HBランド+チョッキポケモンのフォーマットを完成させることができたのでこのシーズンが無駄だと思ったことは一度もない。

 

S17 最終61位(レート2020)

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変更点

ランド オボン→ゴツメ

オボンの発動機会が少なく腐ることが多かったのでザシアンからダメージを受けるだけで仕事ができるゴツメに変更

 

ガラルファイヤー→ウーラオス

スカーフヒヒダルマが重かったのでその対策に採用

エッジ+ダイロックでHBサンダーにも勝てるのでカイオーガ軸に快適に戦えるようになった

 

ドヒドイデミロカロス

日食ネクロズマに有利が取れるポケモンを探した結果たどり着いた

 

ルンパッパ→ポリゴン2

ウーラオスに変更したことでカイオーガがさほど重くないことに気づき黒バド+サンダー+ランドロスに強い駒を採用した

■記事リンク

【剣盾S17シングル】蒼響ラストダンス 最高最終レート2020(最終61位) - ラッキーのちプレミ

 

概要

初のシングル最終2桁構築だけどその実態は偶然の産物だった。

ザシランドパッチは他の誰も使ってないけど強い並びということは確信していたので使用を継続していたが補完枠が決まらずに頭を悩ませていた。

そんな時にFFのRumaさんがキャスでスカーフウーラオスを使っていたことを思い出してなんとなくで使ってみたら構築の穴にすっぽりハマった感覚を覚えた。

この偶然で構築の完成度を一気に上がり2桁で戦える構築になってしまった。

最終日が弱くてレートを伸ばすことには失敗したけど最終日前日には1桁にも乗せることができた。このシーズンで自分が得意なプレイスタイルを理解し始めた。

 

S21 最終38位(レート2119)

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変更点

ランド 岩封→ステロ

ダイロックでサンダーに応戦するみたいなケースがなくなり岩封を押すことがなくなったので変更した

 

パッチラゴン→ヤドキング

ダイマがなくなりパッチラゴンでヌオーを崩すのが厳しくなったので未来予知でサイクル破壊を狙えるヤドキングを選んだ

■記事リンク

【剣盾S21シングル】蒼響のアステリズム 最高最終2119(最終38位) - ラッキーのちプレミ

 

S21はシーズンが始まる前から既に5体決まっていたので1ヶ月間全く同じ並びを使い続けてプレイングの練度を上げることができたが、残り1枠が全く決まらずに試行錯誤を繰り返していた。

 

求めた条件は

黒バドカイオーガに強い

受け構築(イベル系統)に強い

これを満たすポケモンがあまりにも少なかった

 

実際に試したポケモン

ポリ2f:id:ikae_poke:20210902064411j:image

バドには強いがカイオーガには電磁波をするぐらいしか対抗手段がなく受け出せないのと崩し性能が低すぎるところが気になった

 

ブラッキーf:id:ikae_poke:20210902064519j:image

万能傘を持たせることでカイオーガが受かるようになるので採用したが、受かるだけで攻めに転じることができないので使用感はイマイチ

 

レジエレキf:id:ikae_poke:20210902064719j:image

バドとカイオーガの両方を受けるのは不可能だと悟ったので上から叩けるダメ押しを搭載した球レジエレキを使ってみた

カイオーガも黒バドも地面枠は必ずいるので崩すために釣り交換を多用しなくてはいけない場面が多く不安定だった

一応レート2000は達成した

 

マンムーf:id:ikae_poke:20210902065157j:image

この辺りからサンダーが重いのやばくないか?ということを考え始めてマンムーにも触ってみた

弱くないけどなんか違うって違和感を持ち続けながら数戦回してレジエレキに戻った

違和感の正体は最後まで言語化できなかった

 

実際には育成してないが机上でこねくり回してたのも何匹かいたけど結局答えに辿り着けなかった。そんな時に構築相談してたルーシィさんからキュウコンの案をもらった。

 

キュウコンf:id:ikae_poke:20210902065501j:image

無邪気CS 

フリドラ→ヌオーランドへの打点

ムンフォ→ウーラオスへの打点

悪波→黒バドへの最大打点

礫→悪波込みで襷バドレックスを処理できる

 

カイオーガに薄い以外は構築に必要な条件を全て満たしていた。

イベルタルドヒドイデ、ヌオー、ヌケニン全員に打点を備え、黒バドランドサンダーにも有利が取れる唯一無二の性能を持っているので最終日1週間前ぐらいからはキュウコンを使い始めてレートを着実に伸ばすことができた。

 

 

振り返り

長々と構築について語りましたが、結論から言えば長い間同じ構築を使っていたことで強い構築ができちゃったという言葉が正しく、僕自身の構築を組む力は全く上がってません。その証拠としてシリーズ9(冠環境)ではザシアンが使えなかったためレート2000に乗っていないです。

今回の結果で自分は同じ構築を煮詰めた方が強くなれるタイプだと理解した反面、ルールがコロコロ変わる8世代に全く向いていないプレイスタイルだと言うことが発覚しました。

大器晩成型というか机上で構築を組むのが下手というか…

ただ、構築を組むのがどんなに下手でも時間と労力を注ぎ込むことさえできれば特別な才能がない自分でも勝つことができるとわかったのは収穫です。この体験が僕の勝負哲学になるかもしれないですね。

今期は周りが0から構築を作っていたのに対してダイマ有り竜王戦で培った3ヶ月のアドバンテージを利用して完成度の高い構築を使って逃げ切ったのが勝因です。

来期以降は環境が進み、周りも構築の完成度が上がるので今期ほど勝つことは難しいかもしれませんが地道に努力して勝つ方法もあるんだよと知ってもらえたら嬉しいです。

柄にもなく語ってしまいましたが僕からは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

おわり