掃き溜め

@学ばない男

8世代思い出語りその② ザシランド

その①構築共有編

 

初めに

8世代で1番の転機はやっぱりザシランドに出会えたこと。僕の8世代が詰まっていると言っても過言ではない。竜王戦始まって1シーズン目で原型を生み出し、強い並びと信じて使い続けてムゲンダイカップに出られるレベルまで自力で高めることができた。その辺の当時考えてたこととかその変遷を語りたいなと思います。

 

竜王戦ルール1回目

原案f:id:ikae_poke:20221109095545j:imagef:id:ikae_poke:20221109095542j:imagef:id:ikae_poke:20221109095555j:imagef:id:ikae_poke:20221109095547j:imagef:id:ikae_poke:20221109095552j:imagef:id:ikae_poke:20221109095550j:image

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そもそもの成り立ちは身代わりザシアンから。

有利対面を取った時の制圧力こそがザシアン最大の強みと考え、対面的に動かすよりも対面操作を絡めたサイクルで真の力を発揮すると考えた。有利対面を取った際の引きにも突っ張りにも対応できる強い選択肢として身代わりを採用した。竜王ルール開始1週間でHAザシアンに辿り着き、その後一生擦り続ける。

HAザシアン案 - 掃き溜め

HAザシアン自体は同時多発的だから起源ではないけど誰を参考にしたとかは特にないので完全オリジナル。

 

対面操作役には種族値的にHBランドロスとHBサンダーの2体をあまり深く考えずに選択した。本当になんとなくなのでランドがオボンを持っている。当時の環境はザシアン、イベル、オーガの評価が高くダイマイベルとスカーフオーガに対する切り返しが欲しかったためそれらに強く動けるチョッキパッチラゴンを採用。あとはメタモン対策にドヒドイデ、黒馬対策にポリ2を採用。とりあえず試運転をすることに。

 

S15最終日

【剣盾S15シングル】蒼薔薇サイクル 最高最終レート2012(最終176位) - ラッキーのちプレミ

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最終日付近にゲロゲがめちゃくちゃ流行ったことで対抗手段が欲しくなったためよくわからない緑色のポケモンが構築に入ってきた。

黒馬に攻撃的に切り返したかったので眠るGファイヤーを採用したが黒馬との対面ではきのみを食べないらしい。(ギャグかな?)

この辺でA特化ザシアンのリーチの長さに気づいて身代わりから電光石火を採用。他の記事を読んでも石火だらけだったので自分の直感は間違っていなかった。

ただしこの時は構築の練度が低く176位フィニッシュ。ぶっちゃけそこそこレベルな構築だった。

 

S17

【剣盾S17シングル】蒼響ラストダンス 最高最終レート2020(最終61位) - ラッキーのちプレミ

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4つの革命が起こった。

1つ目はランドの持ち物変更

オボン→ゴツメになったことでランドを出して腐るという場面がなくなった。オボンよりも発動条件が緩いためいるだけで生存しているだけで強い特性である威嚇と合わせることで場にいても強く、場にいなくても強いポケモンになった。

2つ目はスカーフ悪ラオス

サイクルチックな構築だったため襷を採用する気にならずにウーラオスを敬遠していたが、知り合いがキャスで使っていた悪ラオスを見て、これならサイクル加入できて自分自身をフィニッシャーに持っていけると感じたので即採用。

オーガサンダーナット+ダルマのような構築に対してストーンエッジダイマックスで選出択が解消された。襷バドに対しても蜻蛉→強打で襷とは違い不意択をしなくて済むところも構築の穴埋めとして最適解に近い存在だった。

3つ目はミロカロス

ドヒドイデではネクロズマに対応できないため必死にポケ徹と睨めっこしながらたどり着いたポケモン。構築に詰ませと受けの要素を加えられたことで立ち回りの幅が大きく広がり、不利構築が目に見えるほど減った。

4つ目は環境トップに強い動きが見つけられたこと

【S17振り返り】ザシランドパッチ - 掃き溜め

この記事でも語っているが流行していたザシアン+珠サンダー+カバorラグに対してランドで場を荒らしてサンダーに無理矢理ダイマを切らせてパッチで捌けば勝てることに気づきレートを盛ることができた。

たまたま使っていた並びが環境上位に強かっただけで自分から見つけ出した訳ではないため今後に繋がる再現性があるのか問われると諸説。ただし、これに気づいたことで竜王戦ルールはそこそこ戦えるルールであることに気づいた。

初2桁だったため61位で保存したが悔いはない。

 

ダイマ無し竜王

【剣盾S21シングル】蒼響のアステリズム 最高最終2119(最終38位) - ラッキーのちプレミ

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ダイジェットに頼るような構築ではなかったためダイマ無しでも基本形は変わらないと考え、ダイマありの頃から使ってたサイクルパーツであるザシアンランド悪ウーラミロカロスは続投。パッチラゴンだけは崩しを求めていたためダイマに依存した性能をしていた。そこでダイマをしなくても崩しができるポケモンを考えた結果、みらいよちに行きつき、下馬評最強だったムゲンダイナにわかりやすく強いガラルヤドキングを採用した。なんと、この時点でまだシーズンが始まっていない。シーズンが始まる前からほとんど構築が完成してた稀有な例。

シリーズ10構築案 - 掃き溜め

↑記事を出したのは7月だがダイマ無しシーズンは8月から

お陰で1ヶ月全てを立ち回りの練習と@1を考える時間に割くことができた。最終順位こそ後述のザシキュレの方が高いが途中の過程では間違いなくこの構築の方が強かったしこれがザシランドの完成形だと思っている。

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終盤まで2ロム1桁だったし勝率も高めで完全に仕上がっていた

ここからは具体的な1ヶ月の内容を覚えている限り綴っていきます。

 

上旬

序盤元気しまくって周りに強い構築だと言うことをアピールしてからバシャ窓にレンタルを貼って自然と構築共有する流れになる。この時の@1枠はポリゴン2と万能傘ブラッキーだった。

ポリ2

オーガと黒馬に1回以上は動けるがオーガに受け出しが効かない点が気になった。

ブラッキー

オーガと黒馬に受けが成立するがステロがないため受けてからやることがないため構築にフィットせず。

 

中旬

バシャ窓内でヤドキング派閥とラティアス派閥で分かれる。ケロケロさんが癒しの願いラティアスを考案したことにより構築の選択肢が多様化した。この時の@1枠はマンムーとレジエレキ。

マンムー 

構築単位でサンダーが重かったので採用。噛みつくを採用することで黒バドも縛れるようになる。ただし水ウーラと同居することが多かった当時の黒バド入りに強いかと言われると諸説だった。

レジエレキ

ダメ押しを入れることでオーガ、黒馬、ザシアンを全て上から縛れる。大爆発+ザシアンの特化じゃれで無理矢理ヌオーを崩したり立ち回りの幅は広がったため最終候補筆頭だったが共有相手には口を揃えて弱いと言われる。

地面タイプに向かって爆発するだけのおもちゃ - 掃き溜め

 

終盤

ルーシィさんの提案で@1枠がAキュウコンで固まる。これにより構築の穴が大体埋まった。

というわけで最終的にこんな並びになった。

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立ち回りが占める比重が大きかった構築なので今だと上手く扱えないのと、今更だがサンダー対策でザシアンの石火を剣舞にするべきだったと思ってる。

2ロム2100を達成できたが、以降はHBサンダーに苦しめられダイマ無しルールでのザシランドは解散となった。

 

竜王戦ルール2回目

自分の中ではザシランドパッチでほぼ完成されていると考えていたため構築をブラッシュアップすることに注力した。

【剣盾S25シングル】電光ザシランド 最高2004最終2000(最終138位) - ラッキーのちプレミ

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明確にやることがなかったのがポリ2だったのでダイマ無し竜王同様にラス1枠を考える作業に移った。

最終的にはラグサンダードラパや黒馬絡みが重かったため控えめラムサンダーになった。一発芸寄りでサイクル適正も低いので採用を若干渋ったがパッチラゴンとサンダーの強力な圧力によって相手の選出を弱くできることに気付き構築が完成する。

最終日にラキヌオー+イベルorゼルネが流行したことにより刺さりが悪くなったため2桁後半しか取れなかった。残念。

 

禁伝2体

シーズン30

【剣盾S30シングル】リトライ!ザシランドパッチ 最高最終2003(最終98位) - ラッキーのちプレミ

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ルール開始から3シーズンはランドではサイクル回らないと諦めてホウオウダイナとかザシオーガとか握ってた。ザシランド以外で勝てた試しがないので案の定勝てなかった。

9世代まで冬眠しようか考えていたタイミングでともさんのザシバド+バンギランドの構築記事に出会いザシランドの動きができることに気づいた。そこから自分が使いやすいように取り巻きのカスタマイズを始めた。

 

パッチラゴン

原案だと珠サンダーだが使い所がわからなかったため明確に崩しの意図を持ったパッチラゴンを採用した。最初は自分でも強いかどうか半信半疑だったが大会で優勝したため自信に変わる。

ガマゲロゲ

原案だとラッキー。受け一辺倒のポケモンが苦手なのでカイオーガに攻撃的な切り返しができるゲロゲを採用した。一生オーガ来るか来ないかじゃんけんしてたので選出が固まらないという点で諸説ある駒だった。

朝5時に3ヶ月ぶりの2000達成も1850スタートだったため体が限界を迎え撤退。2ロム用意できてればもう少し潜れたかも。

 

シーズン32

翌月のポケリーグに備え一応潜った

原案

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ジガルデ絡みに構築が薄く、崩し枠に限界を感じたためパッチラゴンから水ウーラに変更。

ウーラに変えたところパッチラゴンの方が強いなと思う場面しかなかったのとザシバドが流行りすぎてメタがきつく、引き先を用意するタイプの消極的なザシバドだとパワーが足りず動かしにくかったため水ウーラをパッチに戻し禁伝を変更することに。

 

改案

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ルギアとジガルデに露骨に強いつららばりを採用したスカーフ白馬を採用。白馬だとザシアンが重すぎるので立ち回りの幅を出すためにバンギからガエンに変更。オーガに強いままトリルっぽく見えそうという理由でゲロゲからナットに。

 

使用感

ザシアンより遅いスカーフ枠は流石に使いにくい!!

 

最終形

【剣盾S32シングル】白炎ザシランドパッチ 最高最終2027(最終22位) - ラッキーのちプレミ

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白バドより速いという理由だけで仕方なく白キュレムを採用。立ち回りに魂こめる必要はあるがザシバドに勝てないこともなかったのでこれで最終日に挑んだ。

キュレムが弱いと愚痴り続けたが何故か2000+2勝できて最終22位フィニッシュ。構築的にはS30のザシバドの方が絶対に強いが環境との噛み合いでジガルデとルギアをカモったお陰でレートを盛ることができた。

なんだかんだで白キュレム入りの構築では歴代で一番順位が高かったらしい(ぶっちゃけ誤差)

 

全解禁

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ポケリーグの配信卓で見た8luさんの構築に感銘を受けて即パクった。あとは自分なりに解釈して構築をチューニングして完成。本家は対面的な動きも多用していたが僕は引き先を作る動きに固執してたためディアルガと黒バドの引き先が作れず死亡。好みの構築だっただけに残念だった。一応ムゲンダイカップは勝ち越し。

 

内訳

全ルール合計で12シーズン使用(15,17,21,22,24,25,26,30,31,32,33,35)

2000達成7回(15,17,21,25,26,30,32)

最終2桁5回(17,21,26,30,32)

オフ

第2回LiBornOFF ベスト8

葉桜夏の陣 ベスト8

ポサシングルオフ3位

第2回時渡り準優勝

 

後語り

ルールがコロコロ変わる8世代で1つの軸をここまで煮詰めたプレイヤーは他にいないんじゃないかなと思うぐらいにはザシランドを擦り続けた。周りがルール変わって1つの構築を使い続けられないと嘆いてるなかでここまで使い続けることができたのは幸運だったと思う。ここまで擦り続けても他所では一切流行らなかったのは逆に面白いけど、本当に自分だけの並びだと思えばいいことなのかも。

9世代はどうなるかわからないけどまた同じ構築を煮詰めて強い構築へと昇華させるポケモンをしたいな〜とは思ってる。いくつも構築が作れるほど器用じゃないしね。

くっそ長くなったけどザシランド編は終了です。次はダブルバトル編でお会いしましょう。

 

 

 

おわり